Instagramの投稿よく見るけど、なんでフィードの投稿は複数枚画像を使う人が多いんだ…?と疑問に感じてはいないでしょうか?
今回の記事では、そんなお悩みを解消する「Instagramとカルーセル投稿の関係」をみなさんに説明します。
✅Instagramが好きな方
✅Instagramの仕組みが知りたい方
✅SNSマーケティングに興味がある方
確かにInstagramを開くと、複数枚画像を使った投稿(=以後、カルーセル投稿)をよく見ますよね。
一番長いものだと10枚画像を使った投稿も見受けられるはず。
今回、Instagramの評価の仕組みと合わせて説明しますが、Webマーケティング、特にSNSマーケティングのスキルを上げたい方には必須の内容になるので、ぜひ最後までお読みいただければと思います!!
それでは早速始めていきましょう!
Instagramのフィード投稿とは
まず、Instagramの基本的な投稿機能についてみていきましょう。
Instagramの投稿機能
フィード投稿
フィード投稿は、Instagramのアプリを開くと最初に表示される投稿機能です。
ユーザーの注目を集めやすく、投稿によっては数百万回表示されるなど、拡散力のある機能として多くの人に使われています。
※参考までに、以前から仲良くさせていただいている@tenko0517さんの投稿を例に見てみます。
この投稿をInstagramで見る
表示される投稿や広告については、基本的に自分がフォローしたアカウントが発信する内容のみ表示され、フォローしていない人の情報は表示されません。
今一度アプリを開いてみて、自分がフォローしている人の投稿が表示されているか、確認してみましょう!
ストーリーズ投稿
ストーリーズは、画像や動画を使ったショートムービーを共有することができる機能です。
(※投稿は以前からお世話になっている@nishimatsukoさんからお借りしています。)
気軽に投稿できるのがメリットですが、投稿してから24時間経つと自動的に消えてしまうという特徴があります。
インフルエンサーの場合だと、日常の生活やプライベートな一面を、情報発信系アカウントだと、商品やサービスのお役立ち情報を発信することが多いです。
注目してもらいたい投稿は、「ハイライト」という形でプロフィール上に保存・公開でき、関心を持つユーザーに閲覧してもらうことができます。
リール投稿
リールはInstagramの動画共有機能です。
スマホの全画面に表示することができ、最大90秒までの短尺動画を作成、共有することができます。
よく見かけるものだと、ショートヘアにカットする動画がありますね!
戸崎さん(@k.tosaki)という美容師の方が投稿している内容を参考に見てみます。
(※リール投稿のリンクが上手く動かないので、別のリンクで共有しています。)
この投稿をInstagramで見る
YouTube Short、TikTokと似た機能として注目を集めている機能です。
Instagramのカルーセル投稿とは
次はカルーセル投稿についてみていきます。
先ほど説明した「フィード」の内容が関係してくるので、合わせてご覧ください!
カルーセル投稿
カルーセル投稿の機能
カルーセル投稿は、「複数の写真や動画を入れて1つの投稿にする」機能です。
カルーセル投稿は、最大で「10枚まで」写真や動画を同時に投稿でき、次のような場合に効果的に訴求をすることができます。
【カルーセル投稿が有効なパターン】
- ストーリー性を持って情報を伝えたい場合
- 商品やサービスの魅力を深掘って伝えたい場合
カルーセル投稿の効果
次にカルーセル投稿の効果を説明します。
結論からいうと、カルーセル投稿は、1枚モノの投稿よりエンゲージメントを高める可能性が高いです。
エンゲージメントとは、ユーザーが「投稿に対してどれだけ反応したか」という割合を数値化したものになります。
SocialInsider社が2023年の7月に行った調査では、カルーセルが多くのエンゲージメントを生んでいることが分かっています。
※引用元 : SocialInsider社
画像や動画に比べ、カルーセルのエンゲージメント率は高く、最大で1.4倍の結果が出ています。
また、10枚投稿のカルーセルが一番数値が高く、カルーセル投稿はエンゲージメントを高める方法として注目されています。
カルーセル10枚投稿の活用法
カルーセル10枚投稿は以下のような場合に有効です。
- ストーリー性を持って情報を伝えたい場合
- 商品やサービスの魅力を深掘って伝えたい場合
②については商品レビューなど、深く魅力を伝えたい場合に使われることが多いです。
参考までに前職の会社で運用されている美容系アカウント(@otonajoshi_cosume)の投稿を紹介します。
この投稿をInstagramで見る
1枚目→10枚目にかけて、商品の特徴、必要性、使い方、金額など、具体的に訴求しているのが分かると思います。
実際にこの投稿で数十万の収益が発生しており、アフィリエイトなど、特にマネタイズする際に取り入れていることが多いです。
フィード投稿にカルーセルが多い理由
結論からいうと、フィード投稿にカルーセルが多い理由は、「Instagramで評価される要素を持ち合わせている」からです。
Instagramで評価される要素がどういうものなのか、一緒に見ていきましょう。
評価要素の「Instagramの5つの評価ポイント」については、青木創士さんの著書である美しく「バズる」技術の中から抜粋してますので、参考にされてください。
※参考 : 美しく「バズる」技術 (青木創士さん)
Instagramの5つの評価ポイント
Instagramの評価ポイントは次の5つです。
【Instagramの評価のポイント】
- フォロワー数に対して「いいね率」が高い
- フォロワー数に対して「保存率」が高い
- フォロー数に対して「コメント率」が高い
- ユーザーの「平均滞在時間」が長い
- 投稿を見たユーザーがプロフィールに遷移し、「他の自分の投稿も見ている率」が高い
基本的にユーザーの滞在時間を伸ばしたい意向が強く、「視聴時間」と「ユーザーのリアクション」の2つを重要視する傾向があります。
カルーセル投稿は2つの評価をどちらも押さえており、これが多くのユーザーが好んでカルーセル投稿を作る理由となっています。
カルーセル投稿がInstagramで評価される理由
では、なぜカルーセル投稿がInstagramで評価されるのか、その理由を評価ポイントと照らし合わせて見ていきたいと思います。
評価ポイントと反応率を上げる原則を取り入れている
先ほどお伝えした通り、Instagramの評価ポイントは以下の通りです。
【Instagramの評価のポイント】
- フォロワー数に対して「いいね率」が高い
- フォロワー数に対して「保存率」が高い
- フォロー数に対して「コメント率」が高い
- ユーザーの「平均滞在時間」が長い
- 投稿を見たユーザーがプロフィールに遷移し、「他の自分の投稿も見ている率」が高い
フォロワー数に対して「いいね率」が高い
結論、カルーセル投稿は情報量多く有益な内容を届けることができるので、フォロワーからいいねされる確率が高くなります。
通常の投稿は1枚の画像であることが多く、どうしても届けられる情報に限界があります。
ところが、カルーセル投稿だと枚数を増やして情報を補足することができる。
つまり、フォロワーの悩みをより深いレベルで解決することに繋がるため、いいねを押してもらえる確率が高くなります。
フォロワー数に対して「保存率」が高い
保存率については、個人的に一番重要だと考えています。
結論、カルーセル投稿は後で見返したいと思う傾向があり、保存される確率が高いです。
実際、次のような時によく保存されています。
・通勤で移動中に役に立つ投稿を見つけた時
→全て見たいけど時間がないので、保存して後で見たい
有益だけど情報量が多くて読みきれない、そんな時に後で見返したいという気持ちがフックになって保存している方が多いです。
そして、保存は「視聴時間」や「ユーザーのリアクション」の評価を得ることができるため、重要な指標として位置付けられることが多いです。
✅視聴時間→最後まで投稿を見てもらえれば、自然と視聴時間が長くなる
✅ユーザーのリアクション→保存がリアクションとして認識される
フォロー数に対して「コメント率」が高い
「コメント率」もいいね率と同様、ユーザーの悩みを深いレベルで解決できれば高くなります。
みなさんも「これ知りたかった!」という情報に出会えば、何かコメントをしたくなる方もいるんじゃないでしょうか。
ユーザーの悩みを深いレベルで解決できればできるほど、いいね率やコメント率は高くなります。
ユーザーの「平均滞在時間」が長い
平均滞在時間については、イメージが湧く方も多いかと思います。
10枚カルーセル投稿なら、そもそも情報量が多いので、10枚最後まで読んでもらえればその分滞在時間が長くなります。
もちろんユーザーのニーズに沿った投稿であることが必須ですが、悩みを解決してくれる情報であれば、無意識のうちに読み込み、滞在時間は長くなります。
投稿を見たユーザーがプロフィールに遷移し、「他の自分の投稿も見ている率」が高い
結論からいうと、どれだけ「ユーザーの悩みに寄り添った発信」ができているかに依存します。
「この情報すごい役に立つ!」と感じれば、「他に何か発信してるんだろ…」と興味を持つ方が多いと思います。
ユーザーの悩みに寄り添う発信をすることで、プロフィールと他の投稿も見てもらえる確率が高くなります。
カルーセル投稿の有効な使い方
最後にカルーセル投稿の有効な使い方を紹介します。
✅プロフィールページへの誘導
✅保存への誘導
今カルーセル投稿を作成している方は、ぜひ次の投稿から取り入れてみてください!!
プロフィールページへの誘導
まずプロフィールページへの誘導です。
方法としては、最後の画像内にプロフィールページの写真を入れ、誘導方法が分かるような投稿で誘導を促します。
この投稿をInstagramで見る
保存の誘導
そして保存の誘導です。
保存の誘導も同じく、最後の画像から誘導することが多いです。
(※こちらは良い例を見つけられなかったので、改めてリサーチしておきます!)
アプローチとしては、「後から投稿を見返したい人はこのボタンから保存してみて!」という形で、自然とユーザーに保存を促すことが多いです。
最後に
ここまでInstagramのフィード投稿にカルーセルが多い理由についてお伝えしてきましたが、いかがでしたでしょうか?
ぜひ今回を機に、Instagramの理解を深めていきましょう!
今後もInstagram含め、AI、マーケティングに関する情報をお届けしていきますので、お見逃しないようご覧いただると幸いです。
お忙しい中最後までお読みいただきありがとうございました!!