Instagramの知識も身に付いてきたし、経験積んで企業のアカウント運用してみたいな〜!!
ただリサーチで、良いコンセプト持って運用してる企業アカウント見たいんだけど、なかなか見つからないんだよね…とお悩みではないでしょうか?
今回の記事では、そんなお悩みを解消する「コンセプトを上手く作りビジネスに活用している」Instagramアカウントをみなさんに紹介します。
✅企業でInstagramの運用を考えている方
✅アカウントのコンセプトを見直してみたい方
✅Instagramを起点にビジネスを組み立てたい方
良いコンセプトをもとにビジネス活用している企業アカウント、みなさんはご覧になったことありますか?
魅力的な運用をしていても、実際ビジネスに活用できている企業は多くないです。
そこで、過去に企業アカウントを含め、Instagramアカウントの運用コンサルの経験を持つ私が、独自の目線で”COHINA”という「150cm前後の小柄な女性向けブランド」の運用事例をもとにコンセプトの重要さをお伝えしたいと思います!
この記事を読み進めれば、コンセプト設計の大切さが分かり、さらにInstagram運用の理解が深まります!!
それでは早速始めていきましょう!
コンセプト設計が大事な理由
はじめに、コンセプト設計が大事な理由について見ておきましょう。
結論からいうと、コンセプト設計が大事な理由は3つあります。
【コンセプト設計が大事な理由】
- コンセプトに共感する人を集めることができる
- 無意識的に購入意欲を引き上げることができる
- 見込み客に魅力を伝え、角度高く訴求することができる
一つずつ、詳しく説明していきます。
集客、教育、販売と3つのステップに分けて説明していくので、理解していきましょう!
コンセプトに共感する人を集めることができる
まずは、「集客」の部分です。
結論、アカウントのコンセプトを明確に決めることで、「コンセプトに共感する人を集める」ことができます。
Instagramでは、アカウントのコンセプトを決めることで、「このアカウントは⚫︎⚫︎について発信しているアカウントだ」とユーザーから認識されます。
例えば、「アラサーOLに似合うショートカット専門美容室」とコンセプトを決めて情報発信すると、このコンセプトに興味を持つ人が投稿を見てくれます。
発信を続ける中で、投稿内容が自分の価値観と違うと感じる人はフォローを外しますが、「やっぱり役に立つ」と感じる人は、アカウントのコンセプトに共感し始めます。
結果として、アカウントのコンセプトに興味がある人だけが残り、コンセプトに共感する人を集めることができるようになります。
無意識的に購入意欲を引き上げることができる
次に、「教育」の部分になります。
結論、アカウントのコンセプトを明確に決めることで、「無意識的に購入意欲を引き上げる」ことができます。
これは先ほどの集客の部分と重なる点があります。
コンセプトに共感する人は、基本コンセプトが素晴らしいと思っているからこそ、フォローしてくれたり、いいねやコメントなど、無意識のうちに自分から行動を起こしてくれます。
コンセプトに共感した方が常に主体的に行動することで、ニーズさえ捉えていれば「この商品欲しい!」と購入意欲を引き上げることができます。
見込み客に魅力を伝え、角度高く訴求することができる
最後に、「販売」の部分を説明します。
結論、アカウントのコンセプトを明確に決めることで、「見込み客に魅力を伝え、角度高く訴求する」ことができます。
フォロワーは既にコンセプトに共感し、繰り返し投稿を見て購入意欲が高いことが多いので、訴求時に余すことなく魅力を伝えることができ、自然な形で購入に繋げることができます。
ファッションブランド”COHINA”とは
それでは次に、ファッションブランドである”COHINA”について詳しく見ていきます。
コンセプト
はじめに、COHINAのコンセプトを説明します。
今回の記事のテーマとなる内容なので、しっかり押さえておきましょう。
結論からいうと、COHINAのコンセプトは、「あなたに陽が当たる服」というもので、”小柄女性の美しさ”を追求し、日々自分らしく過ごせる服を送ることをもモットーとしています。
小柄な方にとっては、どの服も大きいことが多く、”デザイン”か”サイズ”のどちらかを捨てないと着れる服がないことが多い。
「それなら本当に欲しいと思う素敵な服を、低身長でも美しく着こなせるサイズで作ろう」という当事者の想いがコンセプトの根幹となっています。
小柄女性を綺麗に見せる服を通して、自分らしく居られる時間をお届けしています。
ブランド名の由来
次に、ブランド名の由来について説明します。
結論、「COHINA」というブランド名は「小柄女性の日向」に由来しています。
“小柄な女性だとなかなか自分に合った服を選ぶことが難しい”、という同じ悩みを持ったもの同士で繋がり合って寄り添い合い、柔らかく包み込めるようなブランドにしたい、ということで、温かさを感じられる”日向”という言葉を選んでいます。
ブランド名も、コンセプトから発想されているような感じですね。
創業のきっかけ
最後にCOHINAを立ち上げたきっかけについても見ておきましょう。
COHINAの代表兼ディレクターをしている田中絢子さんですが、ご自身の身長が148センチと、周りより小柄でいらっしゃることもあり、素敵に着れる洋服がなく悩んでいたことが、立ち上げるきっかけになっています。
動画 : TBS公式
ファッションを楽しみたくても、身長が低いという”自分ではどうしようもない条件”の制約があることで、”着たい服がない”なら自分たちで”着られる服”を作ってみようと行動されたことからブランドが始まったというストーリーがあります。
コンセプトを活かした投稿事例
ここでは各投稿方法に分けて、COHINAがどのようにコンセプトを活かしてInstagramで情報発信しているかを見ていきたいと思います。
フィード投稿
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画像 : @cohina.official
フィード投稿のポイントは主に3つです。
【COHINAのフィード投稿のポイント】
- 小柄な方が気になるポイントをテキスト文頭で訴求している
- ハッシュタグ(#)に「小柄」とコンセプトとなるキーワードを入れている
- モデルの身長を記載し、ユーザーが投稿を参考にしやすい配慮をしている
Instagram運用をしている方からすると当たり前なことかもしれないですが、とにかく「小柄な人に陽を当てる」というコンセプトを徹底した投稿をされています。
ストーリーズ投稿
画像 : @cohina.official
次にストーリーズ投稿のポイントをまとめてみました。
【COHINAのストーリーズ投稿のポイント】
- ターゲットの悩みを解決できる商品を多く掲載している
- 購入者からの声を添えて、着用イメージが湧きやすいように工夫している
- ショップ機能で閲覧できるリンクを付け、導線を確保している
ストーリーズ投稿では、投稿を閲覧できる時間が限られていることも考慮してか、「コンセプトに準じて端的にユーザーの悩みに応える」工夫をされている印象がありました。
リール投稿
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画像 : @cohina.official
次にリール投稿のポイントをまとめてみました。
【COHINAのリール投稿のポイント】
- 動画冒頭で「何についての投稿なのか」タイトル付けしている
- 複数コーデを提案して、ユーザーに好きなコーデに注目させている
- 各コマ4秒程度でカットし、情報が間延びしないように工夫している
個人的に、COHINAはリール投稿の活用が一番上手いと思っています。
冒頭で「小柄な人でも着れる」、「お洒落になれる」とコンセプトに沿った意識付けすることで、どの動画も自分ごとと捉えて視聴させる工夫が施されています。
Instagramをビジネス活用する上で大事なこと
ここまでCOHINAの”コンセプト”や”投稿事例”を見てきましたが、次は「Instagramをビジネスに活かす上で大事なこと」について考えて見たいと思います。
個人的には、Instagramをビジネス活用するには次の2点が重要だと考えています。
【Instagramをビジネス活用するために大事なこと】
- コンセプトに沿った運用
- アカウント内の導線設計
では、それぞれ見ていきましょう!
徹底したコンセプトに沿う運用
おそらくここが一番大事になりますが、結論、Instagramは「コンセプトに沿った」運用をしないとビジネスに活用することはできません。
なぜかというと、その理由は、発信する内容がブレるとブランドの世界観がずれてしまい、ターゲットとなるお客様に情報が上手く届かなくなるからです。
COHINAの場合だと、「小柄な女性でも綺麗に着れる服を作る」というコンセプトがあると思います。
ここでコンセプトがずれてしまうと、”前まで発信する内容に共感してたけど、なんか変わっちゃった…”とお客様に受け止められてしまうのです。
コンセプトに沿った運用をしないと、ターゲットに上手く情報を届けることができず、集客、売上全てに影響が出ます。
アカウント内の導線設計
そしてアカウント内の導線設計も重要なので押さえておきましょう。
結論、Instagramアカウント内で購入する直前までの動線を作ることが大事です。
Instagramには「ショップ機能」にてアカウント内にショップを構えることができ、自社の商品を掲載することができます。
画像 : @cohina.official
普段から投稿を見ている濃い見込み客であれば、決済ページに遷移する直前まではInstagram内で全て情報を得ることができ、動線がバラけず自社商品の情報に注目してもらうことができます。
画像 : @cohina.official
興味付けから情報収集、比較検討まで、購入までの購買プロセスをInstagram内で完結させることが、売上拡大やスムーズな購買体験に繋がります。
最後に
ここまでCOHINAを例にコンセプトが上手い企業のInstagramアカウントを見てきましたが、いかがでしたでしょうか?
コンセプトを明確に決めることで、Instagramがここまでビジネスに活用できるんだと理解された方も多いんじゃないでしょうか。
今回はInstagramアカウントのコンセプト例をお伝えしましたが、他にも売れるインスタグラマーの紹介や、インフルエンサーにPR依頼するときの注意点など記事を書いています。
ご興味お持ちでしたら、ぜひ合わせてお読みいただけると幸いです!!
お忙しい中最後までお読みいただきありがとうございました!